TATSUKI
NOSHIRO
UTコンストラクション株式会社
UTは、自分の人生の
踏み台になることを
受け入れてくれる会社です。
UTグループ 「はたらく」の専門WEBマガジン「生のままでいい。」。自分自身のモノサシで自分らしくはたらく人たちの、背伸びしないありのままの姿をご紹介しています。
今回ご紹介するのは、2021年4月、UTコンストラクション株式会社へ新卒で入社した能代達希さん。自社で採用した人材をインフラ・建設・プラント業界へ派遣する同社の社員としてはたらき始めた能代さんは、1998年生まれ。埼玉県ふじみ野市の出身です。名門として名高い開成中学・高等学校から、東京大学工学部システム創成学科へと進み、難なく卒業…というエリート街道を爆進中の能代さんが、現職を選んだ理由をここでは探ります。
ちなみに、東大では「人狼研究会」に所属していたという能代さんの趣味は、ボードゲーム・数独・麻雀、そして数学の難問解き!スマホで一番最近に撮った写真は、冷蔵庫の中味。不足した食材を忘れないためのメモとして撮影したそうで。ランチはラーメンの頻度が高く、奈良市内の「MENYA BIBIRI」の名物「鶏そば(塩)」が超おすすめ。「スープがコクがあるのにあっさりで、鶏のチャーシューが鴨肉っぽくてうまいんですよ」。
さて。能代さんは、なぜUTを選んだのでしょうか?能代さんの「生のまま」を見てみましょう。
UTコンストラクションに入社して、すでに派遣先は2社目になります。入社翌月の5月から8月は上水道の工事を請け負う大阪府の会社に派遣されていましたが、9月からは奈良県で主に道路の舗装工事を行う株式会社昭建(以下、昭建)ではたらいています。
配属されて取り掛かったのは、道路の舗装工事が終わった際に監督官庁へ提出する書類を作成する仕事。これは工事の内容を熟知していないと作れない書類です。まずは、道路工事を実施する前に作成された施工計画書を派遣された初日に確認して工事の全容を把握しました。工事がどんな感じで行われますよというのを大雑把に説明している企画書のようなものなのですが、それを把握することで、できるだけ早く工事内容を理解しつつ、派遣先の現場の知識も得るという努力をしています。
派遣社員はアルバイトではないので、プロとして能力を持った状態で派遣されるべきだと思っています。配属初日から現場の仕事を理解できるようなレベルでないと本来の派遣とはいえないんじゃないかなぁ。
僕はUTコンストラクションの正社員(無期雇用)として昭建に派遣されているわけですが、昭建の取引先や監督官庁からみれば「昭建の人」なので、その時々によって2つの立場を使い分けています。UTの顔に泥は塗れないので、派遣先である昭建の中ではUTから派遣されている身としての意識のほうが強い。いっぽうで、工事を完了する前に国土交通省の立ち会いのもとで竣工検査などを受ける場合には昭建のメンバーという自覚をもって取り組みます。
派遣社員は確かに経験も少ないので雑用が多いのは否めません。その中でどのポジションで活路を見いだせるか?自分が作業していること以外の知識や経験を吸収するか?というのが大切になると思っています。現場の指揮命令系統を任されたいという気持ちはありますが、派遣社員の立場では難しいのもわかっていますので(笑)
昔から社会の役に立つような仕事をしたいと思っていました。土木・建設に代表される社会インフラは世のためになる。そういう意味でこの世界に興味があるんです。道路はこの先もきっとなくなりませんよね。そして今は、1960年代につくられた道路や橋梁が老朽化するプロセスの渦中です。やるべきこともたくさんあるし、なくなることがない職業。
正直言って、今の自分はどこの会社に派遣されてもいいんです。場所も会社もいとわないというか。というのも、そもそもUTコンストラクションに入社した目的は土木・建設の世界の現場に身を置いて経験を積むことだからです。
実はいずれは“建設コンサル”として働きたいと思っていて。建設コンサルタントというのは、専門の技術(や技術者)によって、事業者(国土交通省などの国の機関・地方自治体・民間企業)に対する技術的な提案を行ったり、事業者に代わって必要な調査・企画立案を行う企業や個人のことです。25歳までには建設コンサルの企業で働いていたいと思っているので、今は資格を取るために勉強もしています。たとえば「技術士補」という資格があって、これを持っていれば自信を持って建設コンサル企業の面接を受けられるかなぁと。
もちろん、新卒で建設コンサルを受けるという選択肢もありましたが、就活中はなんというか自信がなかったんです。ビジネスマナーをひとつも知らない。土木・建設の世界の現場も体験していない。そういった経験を積み上げておきたいと思ったんです。
土木・建設業界の監督官庁は国土交通省ですが、役人になるという選択肢も考えなかったですね…。官僚ってゴタゴタに巻き込まれやすい立場じゃないですか(笑)長い時間この業界に身を置いたとしても、結局“調整”しかしていなかった…という結末も自分らしくないと思いました。大手のゼネコンに入社したとしても、社内で自分のポジションを確保しなければやりたい仕事もできないし、そのために社内政治に費やす時間と労力が増える。それは遠回りだなぁと。
あとはいろんな人との接点を持ちたかった、という思いがあります。土木・建設の現場で働く人たちを知らないと、その人たちの気持ちにもなれないんじゃないかな、とそう思って…。
そこで、目を付けたのが派遣会社だったんです。いろいろな人と一緒に仕事できるし、いろいろな会社の文化を知ることもできる。その過程で将来の自分に必要な経験を積める。今はそれが自分にとって大切なんです。
UTグループにはさまざまな会社がありますが、ひとことで言えば「正社員の派遣会社」。「今はなんでも屋でありたい」という希望が成立する会社だし、自分の将来のための「ホップ」や「ステップ」として利用させていただける会社です。いっぽうで、派遣社員が短期間で仕事するのは、雇う側からするとリスクでもあります。なので、雇ってもらっている義理を果たせるように自分を律していたいし、この環境に感謝しながら勉強・研鑽を続けていきたいです。
UTコンストラクション株式会社
能代 達希
UTコンストラクション株式会社。1998年、埼玉県生まれ。東京大学工学部システム創成学科を卒業後、UTコンストラクション株式会社へ新卒で入社。現在は派遣先である株式会社昭建(奈良県)で、道路舗装工事の管理業務を担当。趣味はボードゲーム・数独・麻雀、数学の難問解き。東大では「人狼研究会」に所属。